【この記事を書いている人】
・R3年度の保育士試験に合格した。
・大学は心理学科、発達心理学のゼミに入っていた。
・大学卒業後は児童指導員として現場で働いていた経験がある。
保育士試験の「保育の心理学」は難しいのでしょうか?
また出題傾向と学習ポイントはあるのでしょうか?

「保育の心理学」は難しい問題もあります!
ですが基本を抑えておけば比較的合格しやすい科目だと思います!
どうしてそう思うかというと、この「保育の心理学」は保育士試験速報で解答が出揃うまでにとても時間がかかるからです。






え?どういうこと?と思いますよね。
保育士試験後には例年、保育士試験速報というものを保育士の通信教育会社などが出しているのです。
その解答速報は近年では保育士試験の翌日から数日後に出揃うことが多いです。
その中で「保育の心理学」は他の科目に比べて各社が解答速報を出すのにかなりの時間を要しています。
それは「保育の心理学」の問題の裏付けをとるのに時間がかかるからだと思われます。






「保育の心理学」はプロでも解答を導き出すのが難しい問題が出てくる!ということを意識して勉強するのがポイントです!!
また「保育の心理学」の出題傾向を考えると、発達心理学を理解しておくのが合格の鍵となります。
保育士試験の「保育の心理学」の学習ポイントも以下ではご紹介します。
保育の心理学の出題傾向
保育の心理学はとにかく発達心理学の内容が多いのです。そして暗記が必須です。
私は学生時代に心理学科で発達心理学を学習しました。
発達心理学のゼミも取っていましたが、保育士試験の「保育の心理学」には発達心理学の学問の中では超メジャーな重要人物が多く出てくると感じます。
発達心理学に登場する人物はいつの時代も変わることがないので、ここは必ず覚えましょう。
特に覚えておくべき発達心理学の超メジャー級の重要人物は以下です。
ピアジェ、エリクソン、ギブソン、ゲゼル、ボウルビィ、ヴィゴツキー、パーテン、ブロンフェンブレンナー、ローレンツ、マーラー、ポルトマン
この人物と主張内容はとても出題されやすいです。
そして個人的にも心理学を学び現場に出た時に勉強しといてよかったな、とても役立ったなと思う知識です。
あとは以下の内容なども出題されやすいです。
乳児の運動機能の方向性と順序、反射、乳幼児の体重や身長、言葉の発達、感情の発達、愛着の形成、遊びの分類、児童から青年集団の発達過程における仲間との関わり(ギャングエイジ、チャムグループなど)、生涯発達、心の理論






これらはどのように覚えていけばよいでしょうか?
保育の心理学の学習ポイント
上記を初めて知る方にとっては覚えることがたくさんあると思えるかもしれません。
私も大学で習ったものの、もううろ覚えの内容もありました…。






しかし逆にこの学習ポイントを押さえて勉強すれば受かりやすい科目なので効率的に勉強しましょう!
「保育の心理学」の学習ポイントはとにかく過去問を解くということです。
過去問には凝縮して覚えなければならないポイントが出ています。過去問を3回通りは解きましょう。
その中で、どの人物がどの内容を主張しているか?その内容はどのようなものかを繰り返し解いて浅く広く理解することを心がけましょう。
過去問で解説を読みながら学習すると、意識しなくても上記の覚える最低限のラインをクリアできると思います!






「保育の心理学」の範囲は広いので、薄く広く学習するイメージで基本的な知識を抑えることを意識しましょう!
保育の心理学は全問正解を目指さないこと
「保育の心理学」は暗記する内容が多く出題傾向も読めることから合格しやすい科目だと思いますが、確かに判断が難しい問題も出ます。
私も受験した時に、過去問に載っていないような内容が出てきて一瞬フリーズしましたが、ここで冷静に対処できるかが大切になります。






知らない問題が出てきたらあまり悩まず解答用紙に答えをマークして清く次の問題へ移りましょう!
この類の問題は試験時間にいくら悩んでも解決しない設問である可能性があります。
なぜかと言うと、解答速報を出している企業でさえこうした問題はすぐ解けないからです。
先ほども言ったように、こうした問題の為に「保育の心理学」は毎度のこと解答速報が出るのが遅いです。
それは保育士試験情報に長けているプロでも、出典がどこからなのか?など調べていかないと正解を導き出せない問題とも言えます。






なのでこうした類の問題に貴重な試験時間を割くのは非常に勿体無いのです!
保育の心理学の歴史から出題範囲を考える
実は「保育の心理学」は平成24年までは「発達心理学及び精神保健」という科目で、それぞれ10問ずつの設問でした。
それ以降「発達心理学」を独立させて1科目20問の設問になりました。
「精神保健」の内容は「小児保健」で出題されるようになったのですが、それでも「保育の心理学」にも「精神保健」の内容が出てきます。






「発達心理学」と「精神保健」の内容が「保育の心理学」の科目に含まれていると考えましょう。
そんな広い範囲無理…と思う方もいるかもしれませんが、この「精神保健」の内容も、心理学を勉強する人にとっては欠かせない分野です。これは心理学の「臨床心理学」の分野でも出てくる内容です。
臨床心理学ではその名の通り臨床現場で具体的に必要になる知識を得ます。
発達心理学が抽象度の高い学問であるのに対し、臨床心理学の分野を含む精神保健の内容は具体的な身体症状などの内容が多いことが特徴です。
私は大学の心理学科を出た後に児童指導員として現場で働きましたが、大学で習った心理学の内容で現場に直結していたと感じるのがこの精神保健の部分です。






発達心理学の中に精神保健の分野も含まれる意識で勉強しましょう!
保育士試験の保育の心理学は難しい?出題傾向と学習ポイントのまとめ
保育士試験の「保育の心理学」は学問上の重要人物やその主張内容を暗記しなければならないので一見難しいイメージがあります。
それでも出題傾向は決まっているので、これらを覚えてしまえば合格しやすい科目です。
ですが中には数問、いくら試験時間に考えても分からない問題も出てきます。
それは保育士試験の解答速報を出している企業でも解答を出すのに数日かかることもある設問であることも多いので、過去問にない内容が出てきたら清く飛ばして次の問題に移りましょう。
具体的な勉強法としては、ひたすら過去問を解くことをおすすめします。過去問を解いていたら、必然的に暗記しなければならない内容が出てきます。
学習時間が限られている方は特に、過去問を解きましょう。過去問を何度も復習しておくだけでも十分な試験対策になります。
また「保育の心理学」の中には精神保健の内容も含まれるものと思って学習しましょう。






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