【この記事を書いている人】
・R3年後期に「言語に関する技術(以下「言語表現」とする)」を受ける。
・「言語表現」で時間切れ(タイムオーバー)してしまった。
・それでも50点満点中46点で合格できた。
保育士試験の実技の「言語表現」は時間切れになっても大丈夫でしょうか?

結論から言うと大丈夫です!!!
ここでは保育士試験の実技の「言語表現」で実際に時間切れになった私の体験談をお話しします。
「言語表現」は3分以内に試験官の前で素話をする必要があります。
その際に時計を確認することができないので、お話を3分以内に収めるように事前練習が必須です。
3分経つと話の途中でも終わらなければならないので、私のように時間切れとなって落ち込んで帰る方もいると思います。
そんな不安の中にいる方、これから言語表現の試験を受けられる方で緊張されている方に少しでもホッとして頂けるような情報をお届けします!
また実際に私が受けた試験会場をイラストで再現してみたので、そちらもよかったらご確認くださいね♪




結果的に時間切れの不安は他でカバーしました!!
「言語表現」のどこに力を入れると良いのかも私の体験談からお話します♪
保育士試験の実技言語は時間切れ(タイムオーバー)でも大丈夫?私の体験談
私はR3年後期の実技試験の「言語表現」で3分以内にお話しが収まらず、一瞬試験官の前で呆然としてしまいました。
3分のアラーム音が鳴り話の途中で終わってしまい、試験官に「それでは終わってください。」と声をかけられてようやく「ありがとうございました。」とお辞儀をして退出できました。
私は「大きなかぶ」を選んで、YouTubeの動画サイトを観て練習しました。
絵本はこちらですね。
「言語」の題材は2022年も2021年と変わらず、あとこの3冊が課題となっていますね。
・ももたろう
・3びきのこぶた
・3びきのやぎのがらがらどん
私は「おおきなかぶ」の動画サイトのお話のまま練習して、自分でも動画を撮ってみて3分以内に収めていました。
それでも本番では最後にかぶを抜く手前でお話を終えてしまったのですよね。




お話しの最後が一番盛り上がるところでは?
かぶが抜けず無念です…。
タイムオーバーはショックですよね。私も終わった瞬間、ネットで「保育士試験 実技 言語 タイムオーバー」って検索しました。
・これから受けるから不安材料を減らしておきたい方
・タイムオーバーしちゃってショックを受けている方
にとって少しでもホッとしていただける内容になると思います。
タイムオーバーのことはあまり気にせず練習したことを思い出して試験を受けてきてくださいね。応援しています♪
そして受けられた方はお疲れ様でした。終わられた方はどうかご自分を労ってゆっくり休んでくださいね(^^)
さて、本題に戻ります!
保育士試験の実技言語の反省点
どうして本番では3分以内に収めることができなかったのだろうと考えてみると、以下の点が反省点として考えられます。
・緊張していてどこまでお話ししたか途中で忘れてしまった。
・登場人物を2度言ってしまったかもしれない。
・目の前に子どもたちがいるという想定を意識しすぎて練習よりゆっくり話してしまった。
・練習した動画よりも多くジェスチャーを入れた。




反省点ではあるのですが、試験合格には時間切れはあまり関係なかったのかな?という印象です。
他のブログやSNSでも時間切れが原因で不合格になったという情報は見かけませんでした。




保育士試験の実技言語の試験対策ポイント
私は「言語表現」が時間切れになってしまいとても不安でした。
それでも50点満点中46点で合格することができました。
時間切れになったしギリギリ合格なんだろうなと思っていたので、予想外の高得点だったので驚きました。
その要因は何だったのか?気をつけたポイント書いてみます。
・挨拶、マナーをしっかりした。
・15人程度の子どもに聞こえるような大きな声で抑揚をつけて話した。
・「3歳の子どもたち15人程度」の想定で置かれた目の前の椅子1脚だけを見ず、1人1人にお話ししているように見渡した。
・ジェスチャーを多めに入れた。
・間違えても堂々と続けることを意識した。




これ、時間切れの反省点と類似することもあるのですよね…。
結果的に、時間切れにはなったものの上記を意識できた点が高得点に繋がったのではないかなと感じています。
言語に関する技術の留意点
まず「言語表現」では以下の点を頭に入れておく必要があります。
・3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定。
・3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように3分間にまとめる。
・子ども15人程度が自分の前にいることを想定。
・適度な身振り手振りを加える。
ちなみにお話しをする際は立っていても座っていてもどちらでも構わないです。
挨拶やマナー
試験を受ける際は、入室から試験が始まります。
これは一般的な試験でもそうですが第一印象も試験の中では大事だと思いました。
試験教室前の椅子で待機→前の方が出てくる→係の方から入室を促される→「失礼いたします。」→ノック→ドアを開ける→入室→ドアを閉める→「よろしくお願いいたします。」
この後は試験官が誘導してくださいました。
大きな声で抑揚をつけて話す
目の前に15人程度の子どもたちがいることを想定して、ぐるっと見渡すようにではなく、1人1人の顔を見ながら話の区切れ目で順番に目を合わせていくイメージで話しました。
例)「それでもかぶは(1人目の子を見るイメージ)、抜けません。(2人目の子を見るイメージ)」
この時、子どもたちは食い入るように私の方を見て話を聞いているイメージで、私もつられてニコニコしてしまうような気分で話しました。




そうすると自然と話に抑揚がついてきます♪
15人程度の子どもたちにお話ししていることを想定する
保育士試験の実技の「言語表現」では15人ほどの子どもたちが目の前にいる想定です。
しかし試験教室には1脚の椅子しかおいてありません。そこに子どものパネルが貼ってあります。
私は椅子を中心に左右前後1人ずつ見ていくようなイメージでお話ししました。
また15人程を想定して話すとなると私にとっては結構大きな声を出さないとなという感覚でした。
普段は「え?」と聞き返される程、声が出ていないこともあるので、自分の声量がどのくらいなのか?をまずは動画をとって確認しました。
それから15人の子どもたちの前でお話することを考えて声量を調整しました。(私の場合は大きめ。)




実は4歳息子の参観会に行った時に、先生の絵本の読み聞かせの声量にびっくりしました!とっても大きなハキハキした声でした。
しかも子どもたちは食い入るように聞いていたのですよね♪
なのでそのイメージで私も試験に挑みました。
ジェスチャーを入れる
近年の保育士試験では「適度な身振り手振りを加える」ことが必須となりました。
私は動画サイトを見て「言語表現」の練習をしましたが、特に話のアレンジを加えませんでした。
しかし身振り手振りは多めにアレンジしました。
例えばこんな感じの身振り手振りです。ちなみに私は座って試験をしました。
ある日、おじいさんは畑にかぶのたねを撒きました。
「大きな大きなかぶになあれ。」(種を蒔く手振り)
するとかぶはどんどん成長しやがて大きく大きく育ちました。(ここで大きく大きくの手振り)
「こりゃあ大きなかぶができたのう。よし、抜いてみよう。」
「うんとこしょ、どっこいしょ。」(かぶを抜く身振り)
けれどもかぶは大きくて抜けません。
おじいさんはお婆さんを呼んでくることにしました。
中略
おじいさんがかぶを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、孫娘がお婆さんを引っ張って、犬が孫娘を引っ張って、猫が犬を引っ張って…。(登場人物(動物)ごとにかぶや背中を持ってかぶを抜く準備をしているような身振りをいれた。)
「うんとこしょ、どっこいしょ、うんとこしょどっこいしょ。」




間違えても堂々と続ける
大きなかぶは物語が単純なので、覚えるのは思ったよりも楽でした。
しかし試験本番では緊張してしまい途中でどこまで動物を登場させたか分からなくなってしまいました。




もしかしたら犬が2回出てきたかも…。
それに少し言い直した部分もありました。
上記から、物語が3分以内に収まらないかもと終盤は少し早口になってしまいました。
ついには最後のネズミが出てきて「うんとこしょ、どっこいしょ、うんとこしょ、どっこいしょ…。」と言った時点でアラームが鳴ってしまいました。




次に「すぽーーん」とかぶが抜けるはずでした…。
それでも大丈夫!
しかしこんな出来でも試験の採点にはそれほど影響していなかったのではないかと思います。
もちろん話が途中で終わってしまっても大丈夫でした。
それよりも「3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように」ということを試験中には意識してお話しできたのがよかったのではないかと感じました。
またSNSなどで確認し逆に時間が余ってしまった場合は「最後はみんなで美味しいスープにして食べました。」と加えようと思っていました。
それでも時間が余っていたらニコニコとこどもたちを見ているイメージでいるぞと思っていましたが、私の場合は時間切れでした。
言語表現の練習法
私は物語を自分でアレンジするのはやめました。ネット上で保育士の方が動画解説している物語をそのまま練習することにしました。
理由はアレンジする自信がなかったのと、プロが3分以内にアレンジしてくれてある動画が上がっているのだからそれを使わない手はないと思ったからです。
なので練習ではまず動画サイトの物語を書き起こしました。
次にその物語を覚えて練習し、自分の動画をとって改善点を修正しました。この作業を何度か繰り返し試験に挑みました。
また私の息子と姪っ子が4歳、甥っ子が2歳なのでその子たちの前で話し、反応を確かめました。
物語を覚える時間は特別確保はしませんでした。
家事をしながら、お風呂に入りながらぶつぶつと独り言のように声を出して覚えました。
その中でおすすめなのがお風呂や洗面所です。
鏡の前で自分がどのような表情、ジェスチャーをしているかを確かめながら練習できるからです。




早い段階で動画を撮ったり誰かに見てもらったりして改善していくのがいいと思います!
保育士試験の実技言語の会場の雰囲気
私が受けたのはこのような会場でした。
入室すると試験官が2人いて、まず荷物を置くように言われました。
次に試験当日に配られる受験番号シールを試験官のところに持ってくるように言われました。




その後に「試験を開始してください。」という言葉とともに3分のアラームがセットされます。
次に用意された椅子に座り(立っても良い)、「おおきなかぶ」と題名を言ってから話し始めます。
繰り返しになりますが、私は子どもの顔を貼ったパネルを見るというよりはその周辺にいる子どもを見るイメージで話しました。
会場によっては試験官が3人の所や子ども用の何脚かの椅子を用意してあるところもあるようです。
どの会場でも3歳児15名ほどをイメージできるように普段の練習から心がけると良いと思います。
廊下には次に受験する方が2人待っていました。
私が試験を終えてドアを出る時に、次の方がかなり緊張されている様子が伝わってきました。
また私の前の方も「大きなかぶ」だったのですが、その方も最後まで話し終えずに試験終了となっていました。




試験会場では他の方の試験の内容もよく聞こえます。どうしても緊張はすると思っておいた方が楽かもしれません!




保育士試験の実技言語は時間切れでも大丈夫?体験談から試験対策のポイントを解説のまとめ
保育士試験の実技「言語に関する技術」では時間切れになっても大丈夫でした。
また私の体験談から試験対策をまとめました。
・3歳児クラスにお話することを想定する。
・3分以内のお話に収める。(しかしもし時間切れになっても大丈夫。)
・15人ほどの子どもが目の前にいると思って話す。
・抑揚をつけて大きな声で話す。
・身振り手振りを多めに入れる。
・挨拶やマナーもしっかりするように心がける。
・間違えても堂々と話を続ける。(間違いが減点対象になるとは限らない。)
・目の前で子どもたちが興味津々で物語を聞いていることをイメージする。(自然と表情も豊かになるし抑揚もついてくる。)
試験当日は緊張もするかもしれませんが、何よりも目の前の3歳児クラスの15名ほどの子が楽しんでいる様子をイメージしながらお話しするのが大事だと感じました。
間違いや時間切れは上記でカバーできるので思い切って試験に臨んでください。




みなさんの保育士試験受験を応援しています!!












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